104()湘南クリスタルホテルにて「公益社団法人認定および藤沢市口腔保健条例記念祝賀会」が行われました。当日はすっきりとした晴天に恵まれ、ともすればまるで夏を思い出させるような日差しの中、さわやかな秋の風が頬をなでる・・・そんな日和となりました。朝早くから執行部をはじめ連盟や関係部会の先生方数名が式典や受付の準備にかかり、午前10時より祝賀会は始まりました。片山副会長の開会の辞、鈴木聡行会長の挨拶と続き、多忙な中の鈴木恒夫市長、島村大参議院議員にお祝いの言葉を頂きました。今回の祝賀会は「記念講演会」「記念式典」「祝宴」の3部制になっており、「記念講演会」では日本歯科医師会前会長の大久保満男先生が講演されました。6月末で日歯の会長職を全うされ現在は少々ゆるりとした日々をすごされているようでしたが、そのオーラは衰えず凛とした声も健在でした。講演では「口腔保健条例の意義」という観点から「なぜ私たち医業に携わる者たちにはボランティア精神に基づいた事業展開が必要なのか」ということについて語られました。古代ローマ時代において「職業」という概念ができたときには「神学」「医学」「建築学」の3種のみが「専門家」として認められていたということに始まり、その「専門家」を指す「PRO(プロ)」という言葉の語源は古くはギリシャ語の「預言者・神の啓示を受けるもの・指導者」の「PROPHETES(プロフェテス)」という単語から派生していることなど、大変興味深い内容が織りこまれた話でした。また、皆保険制度についてもふれ、なぜ日本の点数が低く設定されてしまっているのか、お隣韓国の保険制度がどのようになっているのか・・など1時間があっという間の講演会でした。

 第2部の「記念式典」では、本会会長より公益法人としての事業内容と口腔保健条例の概要についての報告がなされました。その後、神奈川県歯科医師会の鈴木 駿介会長、神奈川県歯科医師連盟の富田 篤会長および藤沢市議会副議長より祝辞をいただきました。様々な方々からのご挨拶を頂きあらためて公益法人格取得ということが本当に誉れ高き結果ということを再認識させられ、またその社会的責任の重さに身が引き締まります。また、口腔保健条例制定により藤沢市行政はじめ他職種各関係団体との連携をさらに密にし、藤沢市民の健康生活を支え続けることは本会の重要な支軸であることということを再確認いたしました。(副会長 遠藤則子)


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