会長挨拶

会長 片山 正昭

令和元年の政府の2019骨太方針が発表されました。
2017年の骨太の方針以来、継続して歯科口腔保健の充実について示されています。
骨太の方針2019では更に、エビデンスの信頼性の向上、フレイル対策への歯科の関わりが示されました。
生涯に亘る歯科健診は優先すべき重要な課題と位置づけており、制度の充実も含め、行政と協力しつつ更に推進したいと思います。
フレイル対策における口腔健康管理の重要性が示されたことは先見的な方向性であり、全ての国民に対する口腔機能管理は歯科口腔保健の充実の中核をなすもので、地域における医科歯科連携をはじめとした多職種連携に加え、要介護者、障害者に対する歯科保健、歯科医療の適切な提供の視点が明記された意義は大きいと思います。
国民の健康に資する歯科保健医療提供体制の構築を盤石にすることが重要であると考えています。
超高齢社会における歯科医療の新しい役割と責任として、従来の歯や口の形態修復のみならず、口腔機能の維持・向上による国民の全身の健康増進と健康寿命の延伸に寄与し、それを通じて医療の財政面にも貢献することを藤沢市でも目指してまいります。
30年間展開してきた8020運動にオーラルフレイル対策等の取組みを加えるとともに、国が明確に示し続けているので「全てのライフステージでの歯科健診の推進」等を行政と協力しつつ、強力に実行していきたいと考えております。

藤沢市は、湘南の中心的な都市として健康都市宣言をし、市長は健康長寿日本一目指すと公言されております。
都市像を「郷土愛あふれる藤沢」とし、先人が築いて来た歴史に培われた文化と現在の魅力ある姿を大切にしつつ、「住み慣れた地域の中で生涯を通じて健康で安心して暮らし続けられるよう、保健、医療、福祉、介護をきめ細やかに展開、充実することで健康を増進し、健やかで安心な暮らしが実感できる都市を目指している。」と記載されています。
行政は国の骨太方針と市長の施政方針に沿った施策を実行する責務があります。
藤沢市は保健政令市であり、保健所健康増進課は市民の健康増進のためにしっかりとしたリーディングプロジェクトを企画していく義務があります。
先ずは、市行政に20歳以上の成人全てを対象とした市民皆成人歯科健診を行えるように提言していきたいと思います。

公益社団法人藤沢市歯科医師会としては市民の全身の健康増進と健康寿命の延伸に寄与し、かつ藤沢市国民健康保険の医療財政面にも貢献することを目指すことが市政運営の要になると考えています。
当会は、医道の高揚、歯科医学の進歩発展、公衆衛生の普及向上により、市民の健康増進への寄与を目的として、組織一致団結した地域貢献活動をしています。
具体的には、市民の生涯に亘る歯科健診の実現を目指し、障がいのある方々や介護が必要な高齢者の方々の口腔健康管理や摂食嚥下リハビリテーション外来、摂食機能支援相談、休日急患歯科診療等の事業を展開しています。
また、超高齢社会への歯科的貢献を目的として、介護予防事業や介護認定審査会への支援も実施しています。
加えて、高齢者医療費増大が懸念される2025年問題に取り組み、平均寿命と健康寿命の差を縮小し、口腔健康管理で健康寿命の延伸に繋げる。
市民の幸福、QOLの向上を実現する「健康で安心な暮らしを支える」ために、今後も総力をあげて活動して参る所存です。

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